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鬼ヶ島 [サスペンス]

【タイトル】鬼ヶ島
【HP】 ワードワード
【プレイ時間】4時間
【ジャンル】サウンドノベル
【ツール】Nscripter

背景がモノクロだったせいか、いつも空が薄く曇った閉ざされた島というイメージがあって、じめじめとした暗い雰囲気を感じました。
零二の性格が屈折していてとにかく嫌味な行動をとるので、彼視点の物語はあまり感情移入はできませんでした。
でも、零二編のエピローグにあたる物語を読んだ時に、しんみりとしました。彼も辛い経験を経て変わったのだろうか。でも、やっぱり生きているうちにちゃんと伝えないと……。
零二編のシナリオを終えると次のシナリオを読むことができます。
そこで、また違った視点から物語を見ることができるのが興味深いです。
すごく複雑な家族関係でした。内面もかなり複雑です。こういう閉ざされた世界で抑圧された生き方をしていると歪んでしまうのでしょうか。
途中、殺人事件が起こるのですが、あまりにもさらりと人の死が書かれているので恐怖とかは感じないのですが、淡淡と殺人を行う犯人の心理を考えると恐くなります。
全体としての印象は悲しい話でした。
隠しシナリオが今までのシリアスさをぶっとばすような展開で明るい結末が見れたのが唯一の救いでした。
あんな風に笑える子だったんだ……。




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